実習課題 **第1回は提出はありません**

課題内容

 この課題では,手順に従って小さなレポートを作成する作業を行うことを通して,ワープロソフトおよび表計算ソフトの基本操作について復習します(本来,ここで求められる程度の機能は,中学校技術家庭科,高校情報科の授業にて扱っていることが想定される機能です)。ここで求められる作業は,特定のソフトウェアに依存しない一般的な機能です。教科書の説明なども参考にしながら各自で作業を進めてください。
  なお,この課題の目的は,できるかできないかを評価することではなく,各自が現時点で分からないところを明らかにすることです。
次の手順に従って作業を進めてください。

(手順1)レポートの準備

  1. 今回は,「都道府県別ごみ排出量の考察」というタイトルで,「都道府県別にみたごみの排出量のデータから,自分の出身県,埼玉県,と全国の都道府県とを比較して,自分の出身県および埼玉県の持つごみに関する特徴を抽出し論じる」ことが目的です。
  2. ベースになる文章を末尾にあるようにすでに用意してあります。これをもとに,レポートを仕上げて行きます。

(手順2)資料の収集,整理

  1. まず,全国のゴミ排出量に関するデータを調査します。今回は,あらかじめ末尾に示した情報源から情報を収集し整理した表計算ソフトのデータを次に用意してあります。情報源からどのようにすれば,このようなデータに集計できるか考えてみてください。

    都道府県別データ(Excel形式)
    出典:総務省統計局 「なるほど統計学園」
       http://www.stat.go.jp/naruhodo/index.htm
  2. 次の手順で表計算ソフト(ここではExcelを例)でデータを処理,加工していきます。
    1. 上のリンクからExcelデータをダウンロードする
    2. Excelファイルを任意の場所に保存する(ファイル名は変更しなくてよい)
    3. Excelファイルを開き、都道府県別シートを開く
  3. 次に,各自でデータを処理してもらいます。ここでは練習ですので,次のようなルールで個別に処理する内容を違えます。
    ・学籍番号末尾3ケタを6で割り、余りの数を算出する
    ・以下から、算出された数字の指示に従ってデータを都道府県別に並べ替え(ソート)する
    0 ごみの排出量の多い順に並べ替える
    1 ごみの排出量の少ない順に並べ替える
    2 面積の大きい順に並べ替える
    3 面積の小さい順に並べ替える
    4 人口の多い順に並べ替える
    5 人口の少ない順に並べ替える
  4. 並べ替えたデータから、埼玉県と自分の出身県を含めて上位10県のデータを用いて、都道府県とごみの排出量のグラフを作る。グラフの種類は各自で考えること。なお、埼玉県と出身県の位置はデータによって自由でよい。
  5. グラフに単位を入れる
  6. 完成したらファイルを上書き保存する

ファイルの保管方法

 実習第1回の時間は,手順2までの活動を行います。提出は実習第2回の授業の後に行います。それまで各自で自分のパソコン等に保存をしておいてください。

※本来であれば実習授業は,大学の情報端末室で行い,大学の情報環境の使い方について学ぶことも同時に行うことを目指しています。情報端末室は授業がない時は自由に自習に使うことができます。以下その時に役立つTIPSを掲載しておきますので参考にしてください。

 埼玉大学の情報教育室では,各自が保存した情報端末(学内パソコン)上で保存したファイルは,永続的に保存されていることは保証されません(大学側ではバックアップされません)。次にログインした時に消えてしまっている可能性があります。また,演習第1回の時間中に終わらなかった人は次回第2回までに各自で作業をしてきてもらう必要がありますが,そのためにもファイルが手元にある,自宅でも利用できる必要があります。詳しくはこちらから学内情報教育室の情報端末(図書館,経済学部研究棟,教育学部A棟1階,工学部講義棟設置の学内パソコン)の使い方に関する資料やFAQで確認してください。また,情報端末の設置場所については,入学時に手にしている「学生生活の手引き」をご覧ください。

  • USBメモリにコピーする
  • 自分が使っているメールシステムを使って自分宛にメールにファイルを添付して送る(大学のメールシステムを使うのが手っ取り早い)
  • 自分が日頃使っているクラウドストレージ(Office365(Microsoft365)のOneDrive,Dropbox,Google Driveなど)があればそこに保存する
  • ファイル転送サービス(filestorageなど)を利用して自分宛に送る
  • ・・・
 上は,一般的に考えられる手段ですが,それぞれの特徴を把握した上で,適切な方法を各自で選んでください。また,これら以外の手段が思いつける人は,その手段の特徴をよく考えて各自の判断で利用をしてください。特にセキュリティについて,各手段の特徴をよく把握して検討してください。
 

参考
全学情報教育システム(学内パソコン)